2009年11月27日金曜日
チャーリーとチョコレート工場のチョコレート
世界で一番うんまいチョコレートがあり、それは連合王国(所謂イギリスの事。英国と言う中国語は大概間違って使われてる。United Kingdomの訳としてはこちらの方が向いてる。)にあるウイリー・ウォンカ氏の経営するチョコレート工場で造られてるらしい。
>>ウォンカ・チョコレート
これはロアールド・ダール原作でおなじみ、現代の古典とも言える童話『チャーリーとチョコレート工場の秘密』の中の話しである。原作はもう40年くらい前になるのかな? 数年前に原作の大ファンで映画化を待望していたらしいジョニー・デップ主演で上映されました。僕も見ましたが原作の方が良いかな。けど、まぁ映画は別モンなんであれはあれでエーとも思います。
そのチョコーレート(を元にしたのが)毎年期間限定で発売されていて、今年もその時期が已にやってきています。早速先日買いました。実は毎年密かに楽しみにしています。
>>原作本の和訳書の方も新しい版が出てます
僕は日本語版ではなく連合王国の出版社パフィンから出てる新書、えーっと家畜語で言う「ペーパーバック」とか言う(家畜語:むやみやたらに不必要なまでに外来語、特に米語を使う人たちの言葉。参考『家畜人ヤプー/沼正三原作」)やつですかね。何しか英語版で読んだので日本版がどうなっていたのか良く知りませんが、兎に角新訳のようです。この本をちらっと書店で手に取ったのですが、訳者の方の心意気が良いですね。と言うか、本来の翻訳はこう有るべきと思うのですが。どう言う事かと言うと、ある程度の言語や原義は残して置きながら可能な限り日本語化すると言う事です。
僕は昔から本を読むのが好きなので海外の翻訳ものや洋画、外国映画などを好んだのですが、こう言う作品の中で「インチ」とか「ポンド」とかメートルやキロの変わりに使ったり、不明瞭な単語を訳さずに言語のまま使っていたりと言う事に大変疑問をもっていました。最近は洋画や海外の音楽作品などは邦題を付けずにそのまま難解な外国語の演題が付いて封切られたり、発売、おっと「リリース」いやいや「イン・ストア・ナウ」ですか? 最近は家畜語でそう言うんですか、ああそうですかw その「ナウ」ですは何しか。
けど、映画なんかも昔はイチイチ邦題を付けてたもんです。例えばビートルズの映画 'A Hard Days Night' は「ビートルズがやってくる、ヤァ!ヤァ!ヤァ!」何て風に現代とは全然違う物ですが、これは60年代の日本の一般大衆には充分に訴えかける物が有ったと思います。因にこの邦題を考えたのは先年無く成った映画評論家の水野晴郎です。いいセンスやと思います。こういう風な工夫をしなく成った日本人。安易に外国語を意味も解らずそのまま使う、家畜化が進んでます。
閑話休題。
>>新旧日本語訳の「チョコレート工場の秘密」
その新しい方の訳なんですが、僕は新旧共に日本語版は読んでいないのでどっちが良いとか言えないんですが、外国語と言う文化を日本文化を背負ってる日本人にも馴染める様に言葉の遊びの部分に力を入れてる様子です。こう言う翻訳家は最近は少ない。翻訳は矢張り大変に知的で文化的な作業であるので、こう言う事は益々盛んになって貰いたい物です。簡単に外国の慣習や名称をそのままカタカナ化しても何の意味もありません。
新しい方は、登場人物の固有名詞なども日本風に変えています。ここらは賛否両論有る様ですが、実は本当はこうしないと行けない。言葉と言うのは命題的にこう言う問題を孕んでいますよ、と言うのを考えさせてくれる良い機会でもあると思います。文学の楽しみと言うのはこう言う事でもあると思います。実用書とは違うので情報のみが必要と言う訳ではなくその作品から色々な物や事を考えたり、追体験したりする事も文学の醍醐味ではと思うのです。
例えば、先ほどのa hard day's night と言う文ですが、これは中学生でもわかる単語ですが文法的な間違いとそれに付いてのおかしさなどに案外気がつかないと思うのです。まして、60年代は今程、日本人の家畜化が進んでいない頃にはこのユーモアのセンスと言うかビートルズらしい言語感覚はほぼ確実に日本人には伝わらなかったと思います。それなら、大方に解りやすい「ビートルズがやってくる〜」の方が遥かに良いと思えます。ただ単に原題をそのままカタカナ化したり、ヒドい時にはそのままローマ字とか全く恥知らずで卑怯な行為と思います。新しい「チョコレート工場の秘密」を読んでいないのですが、訳者の日本語に対してのそう言う部分は評価したいです。
>>さてさて、本題のチョコレートは
結構大きく、甘い物が好きな僕でも一気に一枚は食べれません。真ん中にはキャラメルが挟まってて、周りにはナッツとか色々と入ってます。今期は何枚買うかな〜。って案外とチョコの話しが少なくも、全巻の終わりw
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恥ずかしながら僕もa hard day's nightと言うのが
返信削除リンゴ特有の言い間違いから面白がってつけたという事を
先日NHKで放映されたビートルズ特集で初めて知りました。
当然それまでは、それがおかしな言い回しだという事なんて全然気付きませんでした。
A2Cさん
返信削除そんな番組をやっていたんですか。って、
まぁビートルズの番組とか多そうですけどね。
ロックの名盤も昔はちゃんと日本で邦題を
付けていましたね。当時は何か違和感あったのも
事実ですが、英語を知れば知る程その邦題に
至った理由が解った様な気がしました。
僕も本が好きでそれなりに読んでます。
返信削除ジャンルはこだわりなくなんでも読みますがあまり難しい本はあきませんが(苦笑)
そんな中でも昔から外国人作者の本だけは読まないんですよね。
英語が全く駄目なんで原語で読めないのはもちろんですが日本語訳を読んでてもどうも途中で意味が分からなくなることが多いのです。
中学生の頃、推理小説が好きで江戸川乱歩とか同級生と読みまくりましたがアガサクリスティーとかを読むとイマイチ内容が分からなくなりました。
その頃から海外物には抵抗があるのですがその原因はやはり訳にあるのかもしれませんね。
おっしゃるように徹底的に邦訳された方が内容が分かりやすい気がします。
もし邦訳が徹底的になされるのであれば外国人作者の本も読んでみたいと思います。
ウォンカのチョコレート、我慢できずにポチってしまいました(笑)
ウォンカのチョコレート、我慢できずにポチってしまいました(笑)
返信削除最後で声を出して笑いました。
昔、例えば森鴎外とかが海外の詩とか小説を翻訳する時には
徹底的に日本語にしていました。戦前迄もその風潮は残ってて、
戦後でも古い作家はそうするべくだと言うてました。
原題の翻訳家が堕落してるのは、兎に角原語をそのまま
当てはめても良いと思ってる事です。これではその作品は
この国では文化として育ちまさん。
僕が子どもの時にはディック・ブルーナーの子うさぎが主人公の
童話は『うさこちゃん』でした。それが最近は「ミッフィー」等と言う
ふざけた英語で呼ばれます。
因に原語のオランダ語では確か「ナインチェ」です。
どこが「ミッフィー」やねん!!!
これなら遥かに「ミッフィー」等と言う様な馬鹿げた名前よりも
うさ子ちゃんの方が1000000000万倍もマシです。